OL : まとめらいぶ

タグ:OL

1まとめらいぶ2016/05/01(日) 13:49:20.58ID:CAP_USER*.net
モバイルゲームのガチャ課金が、
射幸心を煽るなどとして問題になって久しい。

この「ガチャ」とは、ゲーム内で使用するカードを、
有料(無料の場合もある)のくじで当てるシステムのこと。

業界団体「日本オンラインゲーム協会」が、
有料くじ「ガチャ」の課金上限額を5万円に
自主規制するよう働きかけるに至るなど、
たびたび社会問題になっている。

ただ、実際に万円単位で課金する人は、
プレイする人の1%よりずっと下回ると言われており、
いわゆる「ガチャ中毒」になっている人は、決して多くはない。

そんな中、その1%未満のガチャ中毒に陥ってしまったという女性・Aさんに、
今回は話を聞くことができた。Aさんは30代前半の、ごく一般のOLだ。

「私がハマっているゲームは『S(仮名)』という戦国時代をモチーフにしたゲームです。
ひとりあたり38枚のカードを持ち、
20人でグループを組んで戦うルールになっています。
より良いカードを引くためには、有料のガチャを引くしかないんですが、
このゲームはその課金額が、ほかのゲームに比べて格段に高いんですよ」

普通のガチャを引く値段は1回300円だが、
レアなカードを引くことができる確率は0,03%。

しかもそこで得られるレアカードは、ただレアなだけで、
戦闘では使いものにならないカードもあるという。

そのため、より有効なレアカードが出る確率の高いガチャもあるのだが、
こちらは1回1500円。その上の、1回3000円のガチャもあるという。

「ガチャをし始めると一瞬でお金がなくなっていく感じですね。

50万円くらいの課金では、強いデッキ
(カードゲームにおけるカードの1セットを指す)
は育てられません。

私は2年間で150万円くらい使いました。これは仲間の中では、
かなり安くおさえているほうだと思います」(Aさん) ゲーム内で
しか使えないカードを揃えるのに150万円もかけるなんて
とんでもないことのように思えるが、このゲームのトップ
100位に入っているプレイヤーは全員、それ以上の
課金をしているとAさんは断言する。

「このゲームの中で知り合って、よく飲みに行く男性がいるのですが、
彼は累計で2000万円ほど課金していると言っていました。それでも
全然トップには及びません。

なんでも、このゲームで1位の人は、3億円以上の課金を
していると言われているんですが……その人はゲーム上に急に登場して、
一気にトッププレイヤーに上り詰めたんですよ。

強いカードを揃えられるる確率を考えると、
どう考えてもその急上昇はおかしい。

仲間が『いくらくらいゲームに使っているの?』と聞いたら、
『新しいカードを1枚ゲットするのに、ベンツ1台分くらいかけてる。
全部で、新築の家3軒分くらいは使っている』と答えたそうです」(Aさん)

ちょっと、途方もない値段になりすぎて、想像がつかない。

3億円はさすがに現実味がないが、
もそも一体どんな人たちがガチャに課金しているのだろうか?

「私が知っている人だと、
会社の社長、コンサルタント、美容外科医、看護師……などですかね。

やっぱり社長や、個人経営の人が多いです。

珍しいところでは、普段は密漁をして稼いでいる、
なんて言ってる人もいました(苦笑)。

あと、福島の被災地に住んでいて、
助成金・補助金でガチャをやっているという人も。

なんだかんだと、一癖ある人が多いですね。

『写真を送って』とメールすると、全身入れ墨の写真を送ってきたりとか(笑)。

あと、これは職業じゃないんですけど、
パチンコにもハマってるって人がとても多いですね」(Aさん)

ゲーム内で活躍すると、プレイヤーたちから、
ヒーローやアイドルのように扱われるという。

ゲーム内でもコメントが山のように書き込まれるし、
Twitterのフォロワーも増える。

人気の女性プレイヤーが、キャラクターグッズを
自主制作したらすぐに完売した、なんてこともあったそうだ。

「普通に生きてたら、そんなふうにちやほやされることってないじゃないですか。

やっぱり気持ちいいんですよ。

オフ会もよくやるんですけど、わざわざ遠方から私に
会いに来てくれるプレイヤーさんもいるんです。

オフ会では、女性は強いプレイヤーじゃなくてもモテるんですけど、
男性は強いプレイヤーがモテます。

まあ、強い=お金持ち というのが確定してますからね(笑)。

あと、ゲーマーってやっぱり、もっさりしてるというか、
あまりモテないタイプの人が多いので、
女性からすると落としやすいです。

デート相手を探すために、
ゲームをプレイしているって女子もいますよ」(Aさん)

>>2に続く



【おたぽる】
 http://otapol.jp/2016/04/post-6272_entry.html
2まとめらいぶ2016/05/01(日) 13:49:42.48ID:CAP_USER*.net
>>1の続きです

一見、こうしたゲームライフを楽しんでいるように見えるが、
さすがに彼女たちも自分がガチャにお金を使いすぎていること、
中毒になっていることに危機感は覚えているという。

「知り合いの女子プレイヤーだけで集まって、
『ガチャを引かない女子会』をやったことがあるんですよ。

最初はカラオケしたり普通に遊んでるんですけど、
段々ガチャが引きたくなってきて。

耐えられなくなった子が

『ちょっとトイレに行ってくる』

って言ってその場を離れて、
ガチャを引きまくるんです。

最近では、みんなで電車に乗って、電波の届かない
場所に旅行に出かけて、強制的にガチャを引けないようにしてます。

それでも、ちょっとでも電波がつながると、
ガチャを引いてしまうんですよね…」(Aさん)

ゲームは、ゲーム会社が提供するサービスであり、
いずれは終了する可能性もある。

その時、彼女たちは、何を思うのだろうか?

「もちろんその時が来てみないと分からないですけど、
意外とすんなり受け入れられる気がしますね。

強制的に終わらなければ、終わらないですから。

終りが来るのは寂しいですけど、
ちょっと楽しみに待っている部分もあります」

熱に浮かされるようにガチャを引く、モバイルゲーマーたち。

規制が入ることによって、中毒者は果たして本当に減るのだろうか?

(イラスト・文/村田らむ)
続きを読む

↑このページのトップヘ