1まとめらいぶ2015/07/29(水) 16:31:34.78ID:XsMvl/SJ0 BE:263277733-PLT(16000)
行った実験でもいろいろと確認されてまして、
たとえば以下のような論があります。

1. 死を意識すると、ヒトは法と秩序に敏感になる:
    1989年の実験では、死について考えた陪審員は、
    そうでない陪審員より10倍も高い保釈金を設定したそうな。
    死への恐怖が、法と秩序のような確かなものに
    すがりつきたい気分にさせるらしい。

2. 死を意識したヒトは、生命を意識させる行動を避けがちになる:
    2007年や2014年の実験(英文)では、死について意識した女性ほど
    公共の場での授乳を避けるようになり、自分を「たんなる物」
    として考える傾向が強まった。

3. 死を意識したヒトは、自分の名を後世に残そうとする:
    2011年の実験(英文)では、死について意識した被験者ほど、
    自分の名にちなんだ名前を子どもにつけようとした。

    2010年の実験でも、
    死について考えた被験者は「空の星に自分の名前を付けたい!」と考え、
    さらには有名人が描いた絵画に対して優しい批評を述べるようになったとか。

    つまり、名誉や名声にたいして寛大な気持ちになったわけですね。

4. 死を意識したヒトは、自分の政治的な立場にしがみつく:
    2011年の実験によれば、死の恐怖が強い参加者ほど、
    自分の政治的な立場を代表するリーダーを支持するようになったとか。
    もとから保守的なヒトはより保守になり、
    もともと左寄りなヒトはさらに左に寄っていくみたい。

5. 死を意識したヒトは、より攻撃的になる:
    2006年にイランの学生を対象に行われた調査(英文)によれば、
    平時では平和を支持していた場合でも、死の恐怖が強くなるほど
    爆弾テロを支持する傾向が高まったとか。

    これはアメリカの調査(英文)でも同じで、
    死の恐怖が強い人ほど対イラク戦争を支持しがちだったらしい。

・死への恐怖が名誉への欲を高める
  昔から「死について考えると命が大事に思える!」
  ってな意見もありますが、どうも実際のデータは逆っぽい。
  死への恐怖が名誉への欲を高め、柔軟な思考を奪い、
  戦争を悪化させる原因にもなってしまうという。

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【You Tube】
 https://www.youtube.com/watch?v=XjkyfxxeM5A
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