1:まとめらいぶ:NG NG BE:123322212-PLT(13121).net
大胆にも「クリミア」と命名された、ピカピカの新型コンバーチブルは、見た目は、
ポルシェ・ボクスターやロータスに似ているが、お値段はお笑いの、たった約120万円。
実は、これはロシア国産車「ラーダ」をベースにしているのだが、誰も決してそうは
思うまい。
この車のデザインは大胆だ。コンパクトで、光沢のあるオレンジと黒のコンバーチブル、
スポーティーなスタイル。エンジンは後部に配置されている。その思い切った外観から
して、ベースがロシア車「ラーダ・カリーナ」だとは、よもや誰にも分かるまい。
ところが実は、新型スポーツカーのコンポーネントの70%は、ラーダのそれなのだ。
この誇らしげに「クリミア」と命名された新スポーツカーが、ありふれた大衆車
「ラーダ・カリーナ」に基づいているとは、誰も思うまい。その華麗なデザインには、
ロシア人が国産車の名をふつう連想するようなものは皆無だ。
とはいえ、この車のエンジニアによれば、このモデルは、ラーダの生産ラインから
事実上独立しているという。いざというときは、これと同じ車が、エンジニアの要求に
合いさえすればだが、ほかのどんなプラットフォームでも組み立てられる。
このロシア国産コンバーチブルには、VIP、平均、エコノミーの、3つの異なる
価格帯がある。外国の類似のモデルとは違って、価格のカテゴリーごとに、基本
デザインのバリエーションの範囲を越えた、機能的な差異がある。例えば、
VIPモデルは、より重くて、より強力なエンジンを備えている。
とはいえ、「より強力なエンジン」という売り言葉は、あまり真に受けないほうが
いいかも。マスコミ報道によれば、この新型車の排気量1.6Lのエンジンは、ささやかな
106馬力しかない。車の軽量さ(900kg未満)が、馬力不足を補いはするものの、
この“スポーツカー”が100 km/hに達するまでには、8.5秒もかかる。
今のところ、エンジニアたちは、このスポーツカーの需要を把握し、それに応じて
価格帯とデザインを調整しようとしているが、マスコミのほうは、新型車の価格を
11000㌦(約120万円)と見積もっている。
【RUSSIA BEYOND】
https://jp.rbth.com/science/79203-sportcar-crimea