1:まとめらいぶ 2020/09/24(木) 14:48:43.72 ID:n6onxrxa9
新型コロナウイルスは、奈良市の奈良公園周辺に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」の
生活にも影響を与えている。観光客が減ったことで公園を離れ、野生に近い健康的な生活を
取り戻すシカがいる一方で、「鹿せんべい」への依存から抜け出せず、やせ細るシカもいる
ようだ。

(桑島浩任)

 奈良市の奈良公園周辺には約1300頭のシカが生息。奈良公園を訪れる観光客は年間
1300万人、鹿せんべいの売り上げは約2千万枚に上る。シカの保護施設「鹿苑(ろくえん)」に
収容されている約400頭を除く900頭が大部分を消費しており、単純計算で1頭当たり
1日60枚以上を食べていることになる。

 せんべいは1枚3~4グラム程度で、1日約5キロの草を食べるシカにとっては
「おやつのようなもの」とされる。だが、栄養価は草よりも高く、販売所の近くにはせんべいを
買う観光客を待ち構えるシカでごった返すのが日常だった。ところが、新型コロナの感染拡大以降、
観光客は姿を消し、鹿せんべいの売り上げも激減。それに伴い、シカの生活にも変化が生じている。

 北海道大の立沢史郎助教(保全生態学)と奈良の鹿愛護会が実施した調査で、奈良公園の中心部に
滞在するシカの数が減少していることが分かった。感染拡大の前後で比較すると、昼に公園中心部で
確認されたシカは1月は全体の71・9%だったのに対し、6月は50・2%に激減。夜は1月が
56・5%、6月が34・9%で、いずれも20ポイント以上減少していた。立沢助教は「人から
餌をもらう機会が減り、主食の草を探して歩き回ることが増えたのではないか」と指摘する。

【産経新聞】
 https://www.sankei.com/west/news/200924/wst2009240001-n1.html

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引用元: 【奈良】「鹿せんべい依存症」の兆候、観光客減で激やせのシカ (画像あり) 

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