1:まとめらいぶ:2016/03/01(火) 18:08:24.25ID:CAP_USER.net
【IT media ビジネス】
いつの間にか全国各地で、
「コメダ珈琲店」の看板をよく見かけるようになった。
東京都内も例外ではない。
例えば2014年6月にはJRや地下鉄が乗り入れる中野駅近くの「丸井中野店」に
出店し、2015年1月には池袋駅前の「池袋西武前店」にも出店した。
丸井中野店がオープンする前のエピソードを紹介しよう。
実は、同ビル近くには老舗競合チェーンの本社があるが、その競合には
テナントビル会社からの出店オファーが一切なく、名古屋市に
本社があるコメダにオファーがきたのだ。
大手出版社の編集者からはこんな声も聞いた。
「コメダは名古屋で利用経験があったが、西武百貨店池袋店の前に
出店したのを見たとき、『とうとう池袋にも来たか』と思いました」
誰かと雑談していても、少し前は「コメダって知っている?」
だったのが、最近は「コメダに行ったことある?」
に変わってきたのだ。その人気を分析してみよう。
(中略)
10~15年で潮流が変わった、日本のカフェの歴史。
筆者は日本のカフェ・喫茶店を生活文化の視点から分析しており、
テレビやラジオの放送メディアでも解説を行う。
「カフェと日本人」(講談社現代新書)や「日本カフェ興亡記」
(日本経済新聞出版社)といったカフェ関連の著書も上梓してきた。
筆者がコメダ珈琲店を最初に紹介した7年前、
2009年3月末の店舗数は335店だった。
それが2016年1月末には667店とほぼ倍増した。
現在、国内で最も店舗数が多いカフェチェーンは、スターバックスの1152店
(2015年11月末現在、業界関係者の取材をもとに筆者が算出)で、
次いでドトールコーヒーショップの1104店(同)だが、コメダは
それに続く「国内3強」となった。
上位2店とはまだ差があるが、
近年の出店ペースはスターバックスコーヒーを上回る。
ところで日本のカフェ・喫茶店は、昭和30年代以降は10~15年で人気
業態の潮流が変わってきた(下記参照)。その潮流で考えると、
新たな変化が始まっている。
業界の話を紹介しつつ補足説明すると、セルフカフェを日本で最初に
始めたのは「ミカド珈琲」(本店は東京・日本橋)だが、80年代後半から
伸長した「ドトールコーヒーショップ」(1号店は80年)が全国に浸透させた。
シアトル系は現在も大人気の「スターバックスコーヒー」(同96年)や
「タリーズコーヒー」(同97年)のことだ。
セルフカフェとは、お客が接客カウンターで注文し、飲食も自分で運ぶ形式だ。
一方、店員が注文を取りにきて飲食を運んでくれる形式を、業界では
「フルサービス」と呼ぶ。ちなみに庶民的な外食チェーン店や
カラオケ店などにある自動抽出器の「ドリンクバー」は、
カフェ専業ではないためセルフカフェとは呼ばれない。
国内店舗数が1位のスターバックス、2位のドトールはセルフカフェで、
3位のコメダ珈琲店はフルサービスだ。
ドトールが店舗拡大を続けた80年代後半から、
昔ながらの街の喫茶店(フルサービス)が各地で姿を消していった。
それを懐かしく思う人はいまだに多く、
若い世代で「喫茶店好き」という人も目立つ。
その代表的存在がコメダ珈琲店なのだろう。
【イメージ画像】
いつの間にか全国各地で、
「コメダ珈琲店」の看板をよく見かけるようになった。
東京都内も例外ではない。
例えば2014年6月にはJRや地下鉄が乗り入れる中野駅近くの「丸井中野店」に
出店し、2015年1月には池袋駅前の「池袋西武前店」にも出店した。
丸井中野店がオープンする前のエピソードを紹介しよう。
実は、同ビル近くには老舗競合チェーンの本社があるが、その競合には
テナントビル会社からの出店オファーが一切なく、名古屋市に
本社があるコメダにオファーがきたのだ。
大手出版社の編集者からはこんな声も聞いた。
「コメダは名古屋で利用経験があったが、西武百貨店池袋店の前に
出店したのを見たとき、『とうとう池袋にも来たか』と思いました」
誰かと雑談していても、少し前は「コメダって知っている?」
だったのが、最近は「コメダに行ったことある?」
に変わってきたのだ。その人気を分析してみよう。
(中略)
10~15年で潮流が変わった、日本のカフェの歴史。
筆者は日本のカフェ・喫茶店を生活文化の視点から分析しており、
テレビやラジオの放送メディアでも解説を行う。
「カフェと日本人」(講談社現代新書)や「日本カフェ興亡記」
(日本経済新聞出版社)といったカフェ関連の著書も上梓してきた。
筆者がコメダ珈琲店を最初に紹介した7年前、
2009年3月末の店舗数は335店だった。
それが2016年1月末には667店とほぼ倍増した。
現在、国内で最も店舗数が多いカフェチェーンは、スターバックスの1152店
(2015年11月末現在、業界関係者の取材をもとに筆者が算出)で、
次いでドトールコーヒーショップの1104店(同)だが、コメダは
それに続く「国内3強」となった。
上位2店とはまだ差があるが、
近年の出店ペースはスターバックスコーヒーを上回る。
ところで日本のカフェ・喫茶店は、昭和30年代以降は10~15年で人気
業態の潮流が変わってきた(下記参照)。その潮流で考えると、
新たな変化が始まっている。
業界の話を紹介しつつ補足説明すると、セルフカフェを日本で最初に
始めたのは「ミカド珈琲」(本店は東京・日本橋)だが、80年代後半から
伸長した「ドトールコーヒーショップ」(1号店は80年)が全国に浸透させた。
シアトル系は現在も大人気の「スターバックスコーヒー」(同96年)や
「タリーズコーヒー」(同97年)のことだ。
セルフカフェとは、お客が接客カウンターで注文し、飲食も自分で運ぶ形式だ。
一方、店員が注文を取りにきて飲食を運んでくれる形式を、業界では
「フルサービス」と呼ぶ。ちなみに庶民的な外食チェーン店や
カラオケ店などにある自動抽出器の「ドリンクバー」は、
カフェ専業ではないためセルフカフェとは呼ばれない。
国内店舗数が1位のスターバックス、2位のドトールはセルフカフェで、
3位のコメダ珈琲店はフルサービスだ。
ドトールが店舗拡大を続けた80年代後半から、
昔ながらの街の喫茶店(フルサービス)が各地で姿を消していった。
それを懐かしく思う人はいまだに多く、
若い世代で「喫茶店好き」という人も目立つ。
その代表的存在がコメダ珈琲店なのだろう。
【イメージ画像】