新種 : まとめらいぶ

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1:まとめらいぶ 2021/02/03(水) 18:30:39.66 ID:Tf1IOrx99
アフリカ大陸の東に浮かぶマダガスカル島北部の熱帯雨林で、新種のカメレオンが見つかった。
頭部と胴を合わせた長さはオスが13.5ミリ、メスが19.2ミリで、ヒマワリの種ほどしかない。
指先に乗せることもでき、世界最小の爬虫類である可能性もある。

「一目見ただけで、重要な発見だとわかりました」と言うのは、1月28日付けで学術誌
「Scientific Reports」に掲載された論文の共著者であるマダガスカルの爬虫両生類学者、
 アンドララオ・ラコトアリソン氏だ。

この新種はBrookesia nanaと命名された。あまりに小さいので、落ち葉の中に潜むダニや
トビムシなどをエサにしているのではないかと考えられている。

ここまで小さい爬虫類が見つかったことで、脊椎動物はいったいどこまで小さくなれるのかという
疑問も浮上している。また、マダガスカルの生物多様性には驚かされるが、その生態系は脅かされて
おり、Brookesia nanaがまもなく近絶滅種(critically endangered)に指定されると科学者らは
みている。(参考記事:「絶滅とは何か―実はいろいろある「絶滅」」)

数ミリの差が大きな差

他のカメレオンと同じく、この超小型カメレオンも舌をのばして獲物を捕まえる。
熱帯雨林にうまく適応しており、昼間は林床でエサを探し、夜は安全な草むらに
隠れるという生活を送る。

論文の共著者の一人で、ドイツにあるポツダム大学の進化生物学者マーク・シェルツ氏によると、
夜間に大型の捕食者がやってきた場合、このカメレオンは草の動きで危険を察知して下草の中に身を
潜めるという。

今のところ、Brookesia nanaはまだオス1体、メス1体の合計2体しか見つかっていない。
どちらも、2012年にソラタ山塊と呼ばれる雨が多く涼しい山地で捕獲されたものだ。

この超小型カメレオンは、世界最小の爬虫類である可能性もある。ちなみにもう一つの候補は、
ミクロヒメカメレオン(Brookesia micra)だ。2012年には、マッチ棒の先端に乗っている写真が
公開されている。(参考記事:「世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオン」)

【NATIONAL GEOGRAPHIC】
 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/5638/

「数ミリの差を比較してもあまり意味がないのではないかと思うかもしれませんが、その数ミリが
体長の数パーセントを占めるなら、それは大きな差なのです」とシェルツ氏は話す。
「ほとんどの科学的発見は、こうした小さな差が積み重なって起こるのです」

(以下省略)

※以下の部分はソース元にてご確認ください。

【NATIONAL GEOGRAPHIC】
 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/020200057/

画像

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引用元: 【生物】13.5mm 指先に乗る超小型の新種カメレオン、世界最小の爬虫類か(※画像あり)

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1まとめらいぶ2017/04/19(水) 06:39:01.22ID:CAP_USER.net


ゾウの牙のような白い筒から引っ張り出されたものは、
体長1.5メートルの巨大ミミズだった!

(Marvin Altamia)

長さ1.5メートルくらいの殻を持つミミズがフィリピン沖の浅瀬で発見された。
腐った卵のような悪臭を放つ泥水に生息する新種で、火山ガスの成分としても
知られる硫化水素をエネルギーとするという謎に満ちた生態に注目が集まって
いる。

米ユタ大学やノースイースタン大学などの共同調査チームは17日、米国立科学
アカデミー紀要に、「クフス・ポリアタミア」という新種のミミズを見つけた
と発表した。なんだ、ミミズかというなかれ。その長さはなんと1.5メートル。
通常思い浮かべるミミズとは全く異なり、体の外側を筒状の殻が覆う姿は、
まるでゾウの牙のようだ。

似たような姿を持つ生物に、漁師や船員の間ではよく知られている「フナクイ
ムシ(船喰虫)」と呼ばれる貝の仲間がいる。水中の木を食べて穴だらけにす
る性質があることから、中世の時代から木製の船は、底に鉛の板を張って、フ
ナクイムシの被害を防ぐ工夫がされている。

しかし、フィリピン近海の遠浅の泥の中で見つかったクフス・ポリアタミアは、
海の泥の中に潜り込み、泥から発する硫化水素を栄養分にしている。エサを食
べない代わりに、巨大ミミズのえらに住む微生物が硫化水素からエネルギー源
を作り出し、それを栄養分にしているという。

オーストラリアやアフリカには数メートルに成長する種類のミミズもいるが、
汚泥で暮らすイトミミズはせいぜい十数センチ程度。しかし、新種は硫黄を
エネルギー源とするので、栄養分に満ちた環境であれば、どんどん成長する
だろうと研究チームは推測している。

研究者の一人、ノースイースタン大学海洋ゲノムレガシーセンターのダニエ
ル・ディステル教授によると、このミミズの発見はまったくの偶然の産物で、
フィリピンのテレビ局が製作していた海洋ドキュメント番組で、浅瀬の泥の
中にニンジンのように埋まった奇妙な生物が紹介されているのを見て、調査
に乗り出したという。

生きたクフス・ポリアタミアの殻にまとわりついた臭い匂いの泥を洗い落と
し、内側から慎重にミミズを引っ張り出したとき、研究者は驚きの声を上げ
たという。今後は、微生物から栄養分を得る生態メカニズムの解明に向けて、
引き続き研究を続けていくという。

先端の二つに別れた吸管を泥の外にだす

(Marvin Altamia)



白い殻ごと土中に埋まり、エラで栄養分を摂取する

(ユタ大学/University of Utah)
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