1:まとめらいぶ 2019/01/24(木) 15:11:39.06 ID:CAP_USER
かつては水銀電池、現在はヨウ素リチウム電池が主流だというペースメーカーは、原子力電池を
試した時代もありました。ですが日本デバイス治療研究所いわく、漏洩放射線の問題や、放射性
物質に関する様々な法規制を受けることから、発展しなかったのだそうです。
しかしheise onlineによりますと、今ロシアの研究者たちが、医学的に使用可能な原子力
電池への道を進んでいるのだとか。
■大きな一歩を踏み出すことに成功
この原子力電池とは、低電力の用途に適し長寿命の使用ができるベータボルタ電池を指します。
ロシアの研究者たちは、この技術再開発で著しい技術的進歩を遂げ、ガス遠心分離機で可能な
エネルギー源である放射性同位体ニッケル-63を69%以上に濃縮することに成功しました。
このニュースは、ロシアの国営メーカーでモスクワの核燃料を担うTVELが発表。
バッテリーの寿命は濃縮度に依存し、2019年までにシベリアのゼレノゴルスクにある研究施設で
いずれ80%以上の濃縮が達成されるはずだ、とも述べています。TVELによると、寿命が50年
までのコンパクトな原子力電池は現在、機器製造や無線電子機器のトレンドになっているのだそうな。
■小型化できるとなれば
小型の原子力電池は、小さなエネルギー源を長期間メンテナンスフリーにする必要がある
場合に理想的です。最たる例がペースメーカーですね。
原子力発電所のように崩壊熱を利用して発電するのではなく、ニッケル63やトリチウムなどの人工
放射性同位元素の自然崩壊で生じる放射線を電気へ変換するメカニズムになるとのこと。
これがベータボルタ電池なのです。
■どうやって遮蔽する?
放射性崩壊によるこの種の直接発電は、ベータボルタイックと呼ばれています。人工的に製造された
同位体Ni(ニッケル)-63は100年の半減期を持っていますが、危険なガンマ線ではなく穏やかな
ベータ線を発するすることから、漏洩するかもしれない放射線は「シンプルなプラスチック包装」で
シャットアウトできるというのです。
ちなみにですが、原子力ペースメーカーは、1970年代半ばにアメリカとドイツで一部の患者に
同位体プロメチウム-147の電池が埋め込んでみたものの、サイズ、寿命、そして放射線に対する
遮蔽に問題があった過去があります。ですがガス遠心分離機による濃縮で、未来のエネルギー
装置が手に入ったのです。
体内に原子力を埋め込むのはちょっとコワい気もしますが、完璧に実用化が保証されれば
昭和のロボットの気分になって愛着が湧くかもしれませんね。
【GIZMODO】
https://www.gizmodo.jp/2019/01/atombatterie-russia.html
試した時代もありました。ですが日本デバイス治療研究所いわく、漏洩放射線の問題や、放射性
物質に関する様々な法規制を受けることから、発展しなかったのだそうです。
しかしheise onlineによりますと、今ロシアの研究者たちが、医学的に使用可能な原子力
電池への道を進んでいるのだとか。
■大きな一歩を踏み出すことに成功
この原子力電池とは、低電力の用途に適し長寿命の使用ができるベータボルタ電池を指します。
ロシアの研究者たちは、この技術再開発で著しい技術的進歩を遂げ、ガス遠心分離機で可能な
エネルギー源である放射性同位体ニッケル-63を69%以上に濃縮することに成功しました。
このニュースは、ロシアの国営メーカーでモスクワの核燃料を担うTVELが発表。
バッテリーの寿命は濃縮度に依存し、2019年までにシベリアのゼレノゴルスクにある研究施設で
いずれ80%以上の濃縮が達成されるはずだ、とも述べています。TVELによると、寿命が50年
までのコンパクトな原子力電池は現在、機器製造や無線電子機器のトレンドになっているのだそうな。
■小型化できるとなれば
小型の原子力電池は、小さなエネルギー源を長期間メンテナンスフリーにする必要がある
場合に理想的です。最たる例がペースメーカーですね。
原子力発電所のように崩壊熱を利用して発電するのではなく、ニッケル63やトリチウムなどの人工
放射性同位元素の自然崩壊で生じる放射線を電気へ変換するメカニズムになるとのこと。
これがベータボルタ電池なのです。
■どうやって遮蔽する?
放射性崩壊によるこの種の直接発電は、ベータボルタイックと呼ばれています。人工的に製造された
同位体Ni(ニッケル)-63は100年の半減期を持っていますが、危険なガンマ線ではなく穏やかな
ベータ線を発するすることから、漏洩するかもしれない放射線は「シンプルなプラスチック包装」で
シャットアウトできるというのです。
ちなみにですが、原子力ペースメーカーは、1970年代半ばにアメリカとドイツで一部の患者に
同位体プロメチウム-147の電池が埋め込んでみたものの、サイズ、寿命、そして放射線に対する
遮蔽に問題があった過去があります。ですがガス遠心分離機による濃縮で、未来のエネルギー
装置が手に入ったのです。
体内に原子力を埋め込むのはちょっとコワい気もしますが、完璧に実用化が保証されれば
昭和のロボットの気分になって愛着が湧くかもしれませんね。
【GIZMODO】
https://www.gizmodo.jp/2019/01/atombatterie-russia.html
引用元: 【エネルギー】寿命は50年。ロシアが超長持ちする電池を再開発(原子力で)
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