1まとめらいぶ2017/05/07(日) 20:13:27.96ID:CAP_USER9.net
優れた味覚生かしコーヒー豆焙煎 発達障害の15歳が開店

「どんな入れ方や飲み方をしてもおいしい豆を提供したい」
と話す岩野響さん



【上毛新聞ニュース】
 http://www.jomo-news.co.jp/ns/5914939113034422/news.html

 群馬県桐生市小曽根町の岩野響さん(15)が、自家焙煎ばいせんしたコーヒー豆を
販売する「HORIZON LABO(ホライズン・ラボ)」という店を、同所の水道山中腹
に開業した。店のキャッチコピーは「ぼくができることから ぼくにしかできないこ
とへ」。発達障害の一つ、アスペルガー症候群と向き合いつつ、高校には進まない選
択をし、自分にしかできないことを探している。

◎優れた味覚と嗅覚駆使 「水平線のように広く自由に」
 響さんは障害の影響で空間をつかむ力が弱く、黒板の字を書き写せなかったり、運
動が苦手だったりした。学校の授業と部活動の両立ができず、中学1年の10月に不登
校になった。

 物心ついた頃から、同じ調味料でもメーカーの違いが分かるほど優れた味覚と嗅覚
を持つ。両親に毎日出していたコーヒーに興味を持つようになり、中学2年の5月に
知人から手回しの焙煎機をもらった。一つのことに熱中する性格で、市内の伊東屋珈
琲コーヒーのロースター、古谷哲成さんらとも意見を交わし、焙煎する時間と温度で
コーヒーの味がどう変わるのかを研究した。

 中学3年の夏に家族とタイ・プーケットの海を見て、水平線(ホライズン)のよう
に広く自由に生きたいと思った。自分を表現できるコーヒーの研究成果を発表する形
で店を出そうと決意。自宅近くの空き小屋を父の開人さんと共に改装し、4月にオー
プンした。

 商品は月替わりの1種類で、グアテマラや東ティモールなどの豆をブレンドする。
今月はすっきりと飲みやすい味に仕上がった。温度を上げつつ時間をかけて焙煎する
ことで、酸味をなくして深みのある豆を提供する。鮮度にこだわり、3、4日以内に
焙煎したものを販売しようと心がける。「誰がどんな入れ方や飲み方をしても楽しめ
る豆を提供したい」と話す。

 営業は毎月1~7日の午前11時~午後7時。
※詳しくは「上毛新聞」朝刊、有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。
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