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【画像】交尾の時に相手の羽を食べるゴキブリ発見! #ゴキブリ #交尾
1:まとめらいぶ 2021/05/13(木) 19:53:05.68 ID:C3OtOncc0● BE:123322212-PLT(14121)
朽ち木の中にすむクチキゴキブリのペアが交尾の際に羽を食べ合うことを確認したと、
九州大の大学院生の大崎遥花さんと粕谷英一准教授(生態学)が動物行動学専門誌で発表した。
生物のこのような行動は、カマキリの雌が雄を食べるなどペアの一方が他方を食べるといった例が
知られていたが、雌雄が互いの個体を食べ合う行動が確認されたのは初めてだという。
クチキゴキブリは九州以南の森林に生息し、4~7月の繁殖期だけ朽ち木の中から出てペアとなる。
朽ち木内に作ったトンネルで、ペアで子育てをし、雌雄ともに液体状の餌を口から出して幼虫に
与える。
大崎さんたちは沖縄本島で、クチキゴキブリの一種であるリュウキュウクチキゴキブリの幼虫を
採集。羽化させた成虫の雌雄計48匹でペア24組を作り、行動をそれぞれ3日間観察した。
その結果、一方がもう一方を触角でつつき、体をなめた後、相手の羽を食べる行動が12ペアで
確認された。雌雄は一連の行動を繰り返し、雌雄とも平均して羽の約7割がなくなった。食べる
順番はペアによって異なるという。
食べられた羽は再生せず、食べ合いが終わると雌雄とも飛べなくなる。これまでも野外観察で
羽のないクチキゴキブリが見つかっていたが、その理由としては朽ち木内で羽が削られる可能性
なども指摘されていた。
クチキゴキブリは一夫一妻制で、生涯他の相手とペアを作ることはないという。両親ともに
飛べなくなって朽ち木から出ることがなくなれば、幼虫により多くの餌を与えられ、できるだけ
多くの子孫を残せるというメリットがあると考えられる。羽に筋肉はほとんどないため、
栄養を摂取するために食べ合うとは考えにくいという。
大崎さんは「生息密度が低く、ペアの相手を見つけにくいといった背景があるのかもしれない。
どのような条件で羽を食べ合うという行為が成立したのか、
進化の過程を明らかにしたい」と話す。
論文は学術誌エソロジー
(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/eth.13133)に掲載された。
【大場あい】
全文
【毎日新聞】
https://mainichi.jp/articles/20210513/k00/00m/040/130000c
九州大の大学院生の大崎遥花さんと粕谷英一准教授(生態学)が動物行動学専門誌で発表した。
生物のこのような行動は、カマキリの雌が雄を食べるなどペアの一方が他方を食べるといった例が
知られていたが、雌雄が互いの個体を食べ合う行動が確認されたのは初めてだという。
クチキゴキブリは九州以南の森林に生息し、4~7月の繁殖期だけ朽ち木の中から出てペアとなる。
朽ち木内に作ったトンネルで、ペアで子育てをし、雌雄ともに液体状の餌を口から出して幼虫に
与える。
大崎さんたちは沖縄本島で、クチキゴキブリの一種であるリュウキュウクチキゴキブリの幼虫を
採集。羽化させた成虫の雌雄計48匹でペア24組を作り、行動をそれぞれ3日間観察した。
その結果、一方がもう一方を触角でつつき、体をなめた後、相手の羽を食べる行動が12ペアで
確認された。雌雄は一連の行動を繰り返し、雌雄とも平均して羽の約7割がなくなった。食べる
順番はペアによって異なるという。
食べられた羽は再生せず、食べ合いが終わると雌雄とも飛べなくなる。これまでも野外観察で
羽のないクチキゴキブリが見つかっていたが、その理由としては朽ち木内で羽が削られる可能性
なども指摘されていた。
クチキゴキブリは一夫一妻制で、生涯他の相手とペアを作ることはないという。両親ともに
飛べなくなって朽ち木から出ることがなくなれば、幼虫により多くの餌を与えられ、できるだけ
多くの子孫を残せるというメリットがあると考えられる。羽に筋肉はほとんどないため、
栄養を摂取するために食べ合うとは考えにくいという。
大崎さんは「生息密度が低く、ペアの相手を見つけにくいといった背景があるのかもしれない。
どのような条件で羽を食べ合うという行為が成立したのか、
進化の過程を明らかにしたい」と話す。
論文は学術誌エソロジー
(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/eth.13133)に掲載された。
【大場あい】
全文
【毎日新聞】
https://mainichi.jp/articles/20210513/k00/00m/040/130000c
引用元: 【画像】交尾の時に相手の羽を食べるゴキブリ発見 九州大
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