1:まとめらいぶ 2011/03/10(木) 07:22:33.18 ID:sTZ450Ds
ストレス阻害物質「アストレシンB」に発毛効果を発見 実験中に偶然/UCLAなど
【2月17日 AFP】ストレス関連ホルモンを阻害するある化合物に、頭髪を再生してくれる
可能性を期待できる研究結果が、16日のオンライン科学誌「PLoS ONE」に発表された。
アストレシンBと呼ばれるこの物質が、脱毛治療で使用されるミノキシジルよりも発毛
効果があることが、マウス実験によってわかった。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)と
米退役軍人省の研究チームは、アストレシンBの効果を発見できたのは「全くの偶然」だ
ったという。研究チームは、ストレスホルモンの一種、副腎皮質刺激ホルモン放出因子
(CRF)を大量に生産するよう遺伝子を組み換えたマウスを使って実験を行っていた。
これらのマウスは慢性ストレス状態となり、背中の毛が全部抜け落ちていた。
実験は、CRF阻害薬が消化器系の機能に及ぼす影響を調べるというもので、米カリフォル
ニア州のソーク研究所(Salk Institute)が開発したアストレシンBをこれらのマウスに注入
した。何ら効果は現れなかったので5日間、同じ実験を続けた時点で終了し、使用したマウ
スを毛の生えた普通のマウスのいるケージに戻した。3か月後、再び実験で使用するためマ
ウスの元に戻った研究者らは、もはや遺伝子組み換えマウスを識別することができなかっ
た。どのマウスも毛が再生してふさふさしていたからだ。そればかりか、毛は加齢ととも
に白くはならず、色素を保つ働きをしているようにも見えた。
研究チームは、毛のないマウスにミノキシジルだけを投与する実験を行ったが、毛の再生
具合は人間の場合同様、それほど劇的ではなかった。このことはアストレシンBに対する
反応もマウスと人間では同様で、人間でも劇的な発毛効果がありうることを示唆している。
なお、マウスで実験を重ねても、アストレシンBに毒性は確認されなかった。臨床試験を
5年以内に実施できる可能性があるという。
(c)AFP/Jean-Louis Santini
【イメージ画像】
【2月17日 AFP】ストレス関連ホルモンを阻害するある化合物に、頭髪を再生してくれる
可能性を期待できる研究結果が、16日のオンライン科学誌「PLoS ONE」に発表された。
アストレシンBと呼ばれるこの物質が、脱毛治療で使用されるミノキシジルよりも発毛
効果があることが、マウス実験によってわかった。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)と
米退役軍人省の研究チームは、アストレシンBの効果を発見できたのは「全くの偶然」だ
ったという。研究チームは、ストレスホルモンの一種、副腎皮質刺激ホルモン放出因子
(CRF)を大量に生産するよう遺伝子を組み換えたマウスを使って実験を行っていた。
これらのマウスは慢性ストレス状態となり、背中の毛が全部抜け落ちていた。
実験は、CRF阻害薬が消化器系の機能に及ぼす影響を調べるというもので、米カリフォル
ニア州のソーク研究所(Salk Institute)が開発したアストレシンBをこれらのマウスに注入
した。何ら効果は現れなかったので5日間、同じ実験を続けた時点で終了し、使用したマウ
スを毛の生えた普通のマウスのいるケージに戻した。3か月後、再び実験で使用するためマ
ウスの元に戻った研究者らは、もはや遺伝子組み換えマウスを識別することができなかっ
た。どのマウスも毛が再生してふさふさしていたからだ。そればかりか、毛は加齢ととも
に白くはならず、色素を保つ働きをしているようにも見えた。
研究チームは、毛のないマウスにミノキシジルだけを投与する実験を行ったが、毛の再生
具合は人間の場合同様、それほど劇的ではなかった。このことはアストレシンBに対する
反応もマウスと人間では同様で、人間でも劇的な発毛効果がありうることを示唆している。
なお、マウスで実験を重ねても、アストレシンBに毒性は確認されなかった。臨床試験を
5年以内に実施できる可能性があるという。
(c)AFP/Jean-Louis Santini
【イメージ画像】
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