1まとめらいぶ2017/08/27(日) 17:25:23.21ID:CAP_USER9.net
【京都新聞】
 http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170827000046

犬のふん害防止策として京都府宇治市が編み出した「イエローチョーク作戦」が、全国で
反響を呼んでいる。ふんの周りを黄色のチョークで囲み、日時を書くだけという手軽さな
がら劇的な効果を上げているからだ。各地から視察や問い合わせが相次いでおり、取り
組みは広がりつつある。

 7月31日、「宇治市五ケ庄で路上にふんが放置されている」との通報を受けた市職員
2人が現場に向かった。道路にチョークを走らせる姿を、同作戦の視察に来ていた大阪府
高槻市の職員2人が近くで見学した。

同市は「経費もかからず、方法も簡単だ」として、実施について検討している。6月には
同府箕面市からも職員が視察に訪れた。

 イエローチョーク作戦は、目立つ色でふんを囲い、日時を残すことで、放置した飼い主に
困っている人や迷惑を被っている人がいることを伝える方法。ふんは回収しない。誰でも
始めることができ、時間がたてば文字も自然に消える。

 宇治市環境企画課の柴田浩久主査(51)が駐車違反の取り締まりを参考に発案。ふん害
が多かった市道下居大久保線(通称カムループス通り)で16年1月から試してみたところ、
開始前は約30カ所で放置が確認されていたが、被害はほぼなくなっている。

 市が回覧板などで市民に方法を周知したところ、現在は市内約30カ所で作戦が展開され、
大半の地域でふん害の減少につながっているという。こうした効果が5月末に報道されると、
インターネット上でも話題となり、テレビやラジオの番組でも取り上げられた。

関東や東海、九州の自治体から電話やメールでの問い合わせも十数件に上っている。
 柴田主査は「取り組みが全国的に関心を集めて非常にうれしい」と話す。一方、
反響の大きさが、ふん害に悩んでいる人々や自治体が多く、対策が難しいことを
表していると見ている。「一人でも多くの人がふん害で困らないようになれば」
といい、今後も視察や問い合わせには積極的に応じるつもりだ。

 また、ふん害が多い場所は曲がり角など見通しが悪く、空き巣被害も多い傾向に
あるといい、イエローチョーク作戦を防犯にも生かせないか検討。道路に
「パトロール中」などと書くことで、犯人をけん制できるのではと思い描く。

 チョーク1本から広がる可能性に今後も注目が集まりそうだ。

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