1:まとめらいぶ:2016/03/13(日) 20:43:40.24ID:CAP_USER*.net
スマホ世代のPC知らず
スキル低下、職場で波紋
若者はパソコンが苦手。
大学や企業でこんな声が聞かれるようになってきた。
スマートフォン(スマホ)の普及が
若者のIT(情報技術)スキルに影響を与えているようだ。
神奈川大学で情報処理を教える非常勤講師の尾子洋一郎さんが、
新入生の異変に気づいたのは3年ほど前。
パソコンのタイピングを片手でしかできない学生が目立つようになった。
学生からの電子メールには件名や差出人名がなく誰から届いたのかも分からない。
「パソコンを持たない学生も多く、スキルは年々落ちてきている印象だ」と話す。
国の学習指導要領では2002年以降に中高で情報教育が本格導入された。
しかし授業数も少なく、あまり身についていない人は多いようだ。
今の10~20代はスマホで
最初にネットに触れる「スマホネーティブ」世代とも呼ばれる。
総務省が15年に実施した調査では、
最も利用頻度の高い情報通信端末としてスマホを挙げた人は、
20代以下では59・9%に達している。
一方でパソコン利用頻度は低下。
東京大学の橋元良明教授による15年の調査で、
ネットをする際に「モバイル端末(スマホか携帯)だけ」を利用する人は
10代で33・6%、20代で30・1%もいた。
「若者はスマホで多くの用が足りてしまうため」とみている。
日本の若者のパソコン離れが米国などより進んでいることを示す調査結果もあり、
企業にも影響が広がり始めている。
NEC子会社のNECネクサソリューションズ(東京・港)は昨春、
新入社員向けにタイピングの研修を始めた。
「新人のタイピング速度が遅くなっている」という社内の声がきっかけだった。
NTTデータでは今春入社の社員から、
入社後の研修で文章力を高める「日本語ドリル」を導入する。
LINEやツイッターでの短文入力に慣れ親しんだせいか、
きちんとした文章でビジネスメールなどを書けない
若手社員が増えてきていることに対応する。
パソコン操作が苦手な若者に関しては短文投稿サイトのツイッターでも
「あたしの周りにもいる。卒論をスマホでやりたいとか言ってる人とか、
コピペができない人とか、半角変換の場所知らないとか」などと話題になっていた。
上の世代からは
「なんで今時の若者はパソコンできないの。
ワードくらい授業でもやったでしょ」
「最近の若者はまともなパソコンの使い方も知らんのか」
「せめてダブルクリックくらいまともにできるようになりましょう」
と批判する声が出ていた。
一方で
「iPhone6+を持ってみて、最近の若い人がPCを買わない
というのがよく理解出来た。そら、要らんよね」
「むしろ、新しいデバイスに対応できない
現行体制の問題を解決するべきではなかろうか」と理解を示すつぶやきも。
調査はホットリンクの協力を得た。
【日経 BP社】
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO98167290Y6A300C1TZD000
スキル低下、職場で波紋
若者はパソコンが苦手。
大学や企業でこんな声が聞かれるようになってきた。
スマートフォン(スマホ)の普及が
若者のIT(情報技術)スキルに影響を与えているようだ。
神奈川大学で情報処理を教える非常勤講師の尾子洋一郎さんが、
新入生の異変に気づいたのは3年ほど前。
パソコンのタイピングを片手でしかできない学生が目立つようになった。
学生からの電子メールには件名や差出人名がなく誰から届いたのかも分からない。
「パソコンを持たない学生も多く、スキルは年々落ちてきている印象だ」と話す。
国の学習指導要領では2002年以降に中高で情報教育が本格導入された。
しかし授業数も少なく、あまり身についていない人は多いようだ。
今の10~20代はスマホで
最初にネットに触れる「スマホネーティブ」世代とも呼ばれる。
総務省が15年に実施した調査では、
最も利用頻度の高い情報通信端末としてスマホを挙げた人は、
20代以下では59・9%に達している。
一方でパソコン利用頻度は低下。
東京大学の橋元良明教授による15年の調査で、
ネットをする際に「モバイル端末(スマホか携帯)だけ」を利用する人は
10代で33・6%、20代で30・1%もいた。
「若者はスマホで多くの用が足りてしまうため」とみている。
日本の若者のパソコン離れが米国などより進んでいることを示す調査結果もあり、
企業にも影響が広がり始めている。
NEC子会社のNECネクサソリューションズ(東京・港)は昨春、
新入社員向けにタイピングの研修を始めた。
「新人のタイピング速度が遅くなっている」という社内の声がきっかけだった。
NTTデータでは今春入社の社員から、
入社後の研修で文章力を高める「日本語ドリル」を導入する。
LINEやツイッターでの短文入力に慣れ親しんだせいか、
きちんとした文章でビジネスメールなどを書けない
若手社員が増えてきていることに対応する。
パソコン操作が苦手な若者に関しては短文投稿サイトのツイッターでも
「あたしの周りにもいる。卒論をスマホでやりたいとか言ってる人とか、
コピペができない人とか、半角変換の場所知らないとか」などと話題になっていた。
上の世代からは
「なんで今時の若者はパソコンできないの。
ワードくらい授業でもやったでしょ」
「最近の若者はまともなパソコンの使い方も知らんのか」
「せめてダブルクリックくらいまともにできるようになりましょう」
と批判する声が出ていた。
一方で
「iPhone6+を持ってみて、最近の若い人がPCを買わない
というのがよく理解出来た。そら、要らんよね」
「むしろ、新しいデバイスに対応できない
現行体制の問題を解決するべきではなかろうか」と理解を示すつぶやきも。
調査はホットリンクの協力を得た。
【日経 BP社】
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO98167290Y6A300C1TZD000