1まとめらいぶ2016/04/06(水) 12:49:44.65ID:CAP_USER*.net
ツイッターで公開された漫画「男ってやつは」が話題になっています。

あるカップルの一生を描きながら、妻の視点から見た
夫の「あるある」を盛り込んだ2ページ5コマの短い漫画です。

ネット上では

「30秒で泣ける」
「亡くなった祖父と祖母のことを思い出して感動した」

といった声が上がっており、ツイッターの「いいね」は6万を超えています。

「女ってやつは」

の続編というこの作品について、作者に話を聞きました。

【マンガ】話題の漫画「男ってやつは」はこちら。

「女ってやつは」「ナナメにナナミちゃん」も読めます

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■ あるカップルの一生を描く

 「男ってやつは」は、ページにして2ページで全5コマの短い漫画です。

すべてのコマが同じ食卓を同じ角度から描いたもので、
コマが進むにつれて夫婦が年を重ねていきます。

新婚時代から始まり、娘が生まれ、そして巣立って、
また二人に。最後は夫に先立たれた妻の回想で終わります。

 ◇ ◇ ◇

 男ってやつは 自分勝手だ

 夫「君のごはん、いつも最高においしい!! 愛してるー!!!」
 妻「何よ、結婚記念日忘れてたくせに」

 ◇ ◇ ◇

 男ってやつは いつも自分勝手だ

 夫「明日、休みとれたし、ディズニーランドに行くぞー!!!」
 娘「やったー!」
 妻「はぁ~?突然すぎるわよ!!!」

 ◇ ◇ ◇

 男ってやつは とても自分勝手だ

 夫「また二人きりだね イチャイチャする?」
 妻「何言ってんのバカ!」

 ◇ ◇ ◇

 男ってやつは

 妻「『君より後に行く』っていったのに ほんと、あなたって勝手よね」

■ 作者は25歳の新人漫画家

 作者は新人漫画家の吉谷光平さん(25)。

漫画誌でいくつかの賞を得た後、
月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。

今月からは月刊ヤングマガジンで「ナナメにナナミちゃん」の連載が始まります。

 こうした作品とは別に、定期的にツイッターに2ページ漫画を投稿していて、
「男ってやつは」もその一つです。3月11日に投稿されるとジワジワ拡散し、
リツイートは4万4千、いいねは6万1千を超えています。

読んだ人たちからは以下のようなコメントが寄せられています。

 「勝手さの中に愛があって、だからこそ愛される」
 「長い間積み上げてきた時間を感じた」
 「亡くなった祖父と祖母のことを思い出して感動」
 「彼もいないのに~泣ける」
 「2ページで泣くなんて思わなかった」

( ※ 続く)

Yahoo! ニュース
2まとめらいぶ2016/04/06(水) 12:50:20.44ID:CAP_USER*.net
>>1 

続き

■ 作者に聞きました

 吉谷さんは「男ってやつは」の1カ月ほど前に、
「女ってやつは」という作品を発表していました。

こちらは男性から見た女性の「あるある」を2ページで描いたもので、
この作品が好評だったことを受けて、続編として「男ってやつは」を
描いたそうです。

作品に込めた思いについて、吉谷さんに話を聞きました。

 なぜ2ページ漫画なのでしょうか

 「かつて編集者の人から
『漫画はラーメン屋で読む物だと思って描くべきだ』と言われたことがあります。
一瞬でもつまんないと思われれば、読者はそこで読むのを止めてしまう。
『ちゃんと読めば面白いじゃ0点だ』と。ネットでは長い漫画はあまり好まれないことや、
漫画を描く息抜きとして描いていることもあり、2ページ漫画なんです」

 漫画を描く息抜きが漫画とは……

 「自分でも『どうなのよっ!』って思います。2ページ描くのは2時間ほどで、
すべて描き下ろしです。1~2週間に1本をツイッターにアップしているんですが、
キャラクターや世界観、絵柄については作り込みすぎると、ネット上では
入り込みにくくなると思うので、そこは意識しています」

■ ツイッターで公開する理由は

 雑誌に描きながら、ツイッターにも投稿する理由は

 「息抜きというのもありますが、一人でも多くの人に作品を知って
もらってファンを増やせたらという思いで描いています」

 「男ってやつは」への反響は

 「思っていた以上に多くの方から反応をいただいています。
高校生をはじめとした学生が中心で、あまり漫画を読まない
人たちが多いようなので、ありがたいです」

 込めたメッセージは

 「人生は『ご飯を食べる時』と『寝る時』以外は、
手放しで喜べることってないと思います。
人と人の関係だと嫌なことが9割で、いいことは1割もない。
でもその1割があるから、なんだかんだ言っても楽しいってことです」

 工夫した点は

 「第三者的に繰り返し語られる『男ってやつは……』という悪口めいたセリフが、
最後に妻のセリフに変わることで、それまでとはまったく違う意味になる点です。

小説家は文章でしか、画家は絵でしか表現できませんが、
漫画はこの両方を使えるところがいいんです」

 これからについては

 「『男ってやつは』をきっかけに私の漫画を読んでいただいた方が、
これから連載が始まる『ナナメにナナミちゃん』を読んだらどう思うのかな
ってちょっと心配です。他の漫画のことも、ぜひよろしくお願いします」

(終わり)
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