1まとめらいぶ2015/10/07(水) 20:00:35.41ID:NFVhJOVj0 BE:896590257-PLT(21003)
SANSHO、血液中の生理活性脂質に高い育毛効果を特定

ミノキシジルの2.5倍

SANSHO(サンショー、東京都中央区、諸星俊郎社長、03・5203・0715)は、
ヒト血液中の生理活性脂質の一種「環状ホスファチジン酸」(cPA)に高い育毛
効果があることを特定した。発毛剤として商品化されている「ミノキシジル」の
2.5倍になった。濃度が0・5%の水溶液で発毛効果も確認した。
11月に国内化粧品会社が商品化を予定している。

皮膚は表皮、細胞増殖で重要な繊維芽細胞に富んだ真皮、毛細血管が通った
皮下組織からなる。毛髪は皮下組織で、繊維芽細胞から変化した毛乳頭細胞、
毛母(もうぼ)細胞で生まれ、伸長していく。今回は天然型のcPAをヒト毛乳頭
細胞に添加し、1~2日後の細胞数で効果を確認した。

また繊維芽細胞にcPAを添加、発毛促進のホルモンの遺伝子発現を
メッセンジャーリボ核酸(m-RNA)で調べた。その結果、特に効果が高い
繊維芽細胞増殖因子(FGF)の場合、何も添加しない時の3倍だった。

薄毛の男性約20人を対象とする試験では、cPAの0・5%濃度水溶液を
1~6カ月間、塗布し効果を明らかにした。女性でも効果はあるが、毛がまったく
ないケースや通常の肌では発毛しないという。2012年に国際特許を
出願しており、近く成立する見込み。

日刊工業新聞

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