描いた絵 : まとめらいぶ

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1まとめらいぶ2015/12/06(日) 20:15:00.05ID:CAP_USER*.net
ある会社が公開した株主向けの報告書の表紙が話題になっています。
列車が並んだ写真にしか見えませんが、実は「手描きの絵」。
描いたのは埼玉県日高市に住む福島尚(ひさし)さん(46)です。
自閉症で人とのコミュニケーションが苦手な福島さん。
父親の清さん(73)に話を聞きました。

「記憶だけを頼りに下書きなし」
話題になっているのは、鉄道信号事業や交通情報システムなどを手がける
「日本信号」が公開した第133期中間報告書です。表紙の絵のタイトルは「首都圏」。
報告書の末尾には作者の福島さんの紹介が書かれています。

「知的障害(自閉症)で、幼少期に鉄道に興味をもち、列車や信号機、踏切等、
鉄道に関する絵を描きはじめた。一度見た風景を詳細に脳裏に焼き付けて克明に
描く能力を有し、記憶だけを頼りに下書きなしで写真のように精緻な絵を描く。
現在は、地元をはじめ全国の鉄道をテーマに独自の創作活動を展開している」

日本信号によると、年2回発行している株主向け報告書で、
2014年から福島さんの絵を使用しており、今回で4作品目。
授産施設の製品を株主総会のお土産として配るなど、
障害者支援活動に取り組むなかで福島さんの絵を知り、
「一人でも多くの方に見てもらいたい」と株主向け
報告書に使うことになったそうです。

 これまでも株主から「絵とは思えないほどに細かい」といった驚きの声が上がって
いたそうですが、今月発表した報告書の表紙はツイッターなどで一気に拡散。

 広報担当者は「今回のようにネットで大きく取り上げられることは初めてだったので、
少々驚いています。当社の報告書をきっかけに、福島さんの絵を多くの方に
知っていただける一助になっているのであれば幸いです」と話します。

本人の思いは
福島さんや家族は、話題になっていることをどう捉えているのか? 
父親の清さん(73)は「本人は喜怒哀楽は弱いけど、絵がほめられてることを
伝えるとニコニコしています。気持ちも落ち着くようです」と話します。

幼児のころから言葉が遅れていたという尚さん。家に閉じこもってばかりいた3歳のころ、
母親が漫画のように蒸気機関車の絵に目鼻をつけ、泣いたり困ったり、笑ったりする
表情を描いては、尚さんに語りかけたそうです。尚さんはその絵を気に入り、
何度も手を引っ張って絵を描いてほしいとせがみました。そのうち、自分でも
機関車や信号機の絵を描き始め、小学生のころにはボール紙と
セロハンテープで電車のクラフト作りに熱中したといいます。

福島尚さんの絵



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