1:まとめらいぶ 2019/02/04(月) 19:50:36.47 ID:NKEScN+/9
右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる
なぜ起きる? 珍しい鳥の雌雄モザイク「ハーフサイダー」

【ナショジオ】 
 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020400080/

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コールドウェル夫妻の自宅の裏庭に餌を食べにくる、オスメス両方の特徴をあわせもつ
ショウジョウコウカンチョウ。この鳥が庭のはずれの木の枝にとまったところを、
シャーリーさんが台所の窓から撮影した。

(PHOTOGRAPH BY SHIRLEY CALDWELL)

 米国ペンシルベニア州エリー在住のコールドウェル夫妻は、25年前から裏庭に鳥の餌台を
置いている。しかし、数週間前の夜明けにアメリカスギの木に止まっていたようなショウジョウ
コウカンチョウ(猩々紅冠鳥)は、これまで一度も見たことがなかった。その鳥は体の右半分が
真紅で、左半分が灰褐色だった。

 とはいえ、家から木までは10メートルほど離れていたため、鳥が近くにくるまで自分が
見たものに確信がもてなかった。妻のシャーリーさんは、「長年、鳥に餌をやってきましたが、
こんな鳥を見たことはなかったと思います」と言う。

 ショウジョウコウカンチョウは、オスが赤い色をしていて、メスは褐色だ。だからこの鳥は、
右半身がオスで左半身がメスということになる。このように、オスとメスの特徴を両方あわせ
もつことを、専門的には雌雄モザイクという。コーネル大学鳥類学研究所の博士研究員である
ダニエル・フーパー氏は、メールでの問い合わせに対し、「本物の雌雄キメラです」と答えた
(キメラは2種類の異なる遺伝情報の細胞をあわせもつ生物)。

 雌雄モザイクは鳥類学者の間では「ハーフサイダー」として知られ、珍しいが、ほとんど
いないというほどでもない。おそらく雌雄モザイクはあらゆる種の鳥で起こるが、成鳥の
オスとメスの外見が大きく異なる「性的二形」の種でしか気づかれないのだろう、と
フーパー氏は説明する。「性的二形の鳥のなかでも、ショウジョウコウカンチョウは北米の
人々に広く親しまれています。特に深紅のオスはよく目立つので、変わった個体は一般の人
に気づかれやすいのです」

■哺乳類と異なる性決定のしくみ

 フーパー氏によると、鳥の性決定のしくみは哺乳類とは少し違っているという。哺乳類の
性染色体にはXとYの2種類があり、オスはX染色体とY染色体を細胞核にそれぞれ1つずつもち
(XY)、メスはX染色体を2つもっている(XX)。

 一方、鳥の性染色体はZとWの2種類で、オスはZ染色体を2つもち(ZZ)、メスはZ染色体と
W染色体を1つずつもっている(ZW)。そして、精子や卵子などの生殖細胞は、通常はどちら
かの性染色体を1つしかもたないため、オスの精子はZ染色体だけだが、メスの卵子にはZ染色体
をもつものとW染色体をもつものがある。

@以下省略

引用元: 【ハーフサイダー】右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる アメリカ ※画像

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