1:まとめらいぶ:2015/12/12(土) 16:04:41.13ID:nXILN3r70.net BE:415581673-PLT(18000)
ドイツのマックス・プランク研究所で、
核融合炉「ヴェンデルシュタイン(Wendelstein) 7-X」の初実験が行われ、
ヘリウムを用いてのプラズマ生成に成功しました。
「ヴェンデルシュタイン 7-X」は2005年4月から建設が始まり、2014年5月に
完成。そこから実際に動かすためのテストなどが1年かけて行われました。
その見た目は「Science」によるとこんな感じ。上段の灰色のモノは最も外側の
極低温冷却装置を示しています。中段は冷却装置の内側の図で、黄色は平らな
超伝導電磁石、赤色は非平面の超伝導電磁石。円を描くように並べられていますが、
同時に非平面の電磁石は同じ形のものを並べているのではなく螺旋のように
ねじりながら配置されています。下段は電磁石と、その中に
生まれたプラズマ(青色)が示されています。
なお、今回はヘリウムを用いて、10分の1秒で約100万度のプラズマが生み出され
ましたが、これは問題なくプラズマ生成が行えるかどうかのテストのためで、
2016年1月末からは水素を用いてのプラズマ生成が行われる予定。
原子の核分裂反応を利用する核分裂炉に対して、核融合炉では連鎖反応がない
ため暴走は起きず、またウランやプルトニウムとは違って水素などありふれた
資源を使えばよいことから、その実用化が待ち望まれています。
ソース抜粋
【Gigazine】
【Science AAAS】
核融合炉「ヴェンデルシュタイン(Wendelstein) 7-X」の初実験が行われ、
ヘリウムを用いてのプラズマ生成に成功しました。
「ヴェンデルシュタイン 7-X」は2005年4月から建設が始まり、2014年5月に
完成。そこから実際に動かすためのテストなどが1年かけて行われました。
その見た目は「Science」によるとこんな感じ。上段の灰色のモノは最も外側の
極低温冷却装置を示しています。中段は冷却装置の内側の図で、黄色は平らな
超伝導電磁石、赤色は非平面の超伝導電磁石。円を描くように並べられていますが、
同時に非平面の電磁石は同じ形のものを並べているのではなく螺旋のように
ねじりながら配置されています。下段は電磁石と、その中に
生まれたプラズマ(青色)が示されています。
なお、今回はヘリウムを用いて、10分の1秒で約100万度のプラズマが生み出され
ましたが、これは問題なくプラズマ生成が行えるかどうかのテストのためで、
2016年1月末からは水素を用いてのプラズマ生成が行われる予定。
原子の核分裂反応を利用する核分裂炉に対して、核融合炉では連鎖反応がない
ため暴走は起きず、またウランやプルトニウムとは違って水素などありふれた
資源を使えばよいことから、その実用化が待ち望まれています。
ソース抜粋
【Gigazine】
【Science AAAS】