1まとめらいぶ2015/11/10(火) 17:02:49.38ID:*.net
 正露丸、実は危険な薬です 
一家にひとつはあるといわれる正露丸は、安全な薬でしょうか?
実は危険な薬です。

 正露丸の成分は、クレオソートと言い、木酢液もくさくえきとほぼ同様です。
成分はフェノール・クレゾールなどですが、これらはいずれも消毒薬として
用いられるものです。年配の人は昔よくトイレにクレゾールという茶色の
とても臭い消毒薬をまいたことを覚えていることでしょう。

 そもそも、正露丸は昔の日露戦争時に、兵隊が下痢をしないように用いられた
ことから、ロシア(露)を征するという意味で、征露丸と名づけられたのです。
作用は『神経毒』であり、腸の神経を麻痺させて腸の動きを止め下痢を
させないことで、寒さからの下痢対策をして戦わせるためでした。

 下痢を止めてはいけないのです 下痢について言えば、細菌性腸炎(食中毒)や
ウイルス性腸炎(嘔吐下痢症)での下痢は、原因となる細菌やウイルスを排泄する
ための下痢ですから、下痢を止めてはいけないのです。
どんどん下痢をさせて排泄するための下痢です。

 ですから、腸の動きを止めて下痢をさせないようにすることは、
病気を長引かせることとなります。

 そもそも、クレオソートは、薬学的には「歯に詰め神経を麻痺まひさせて、痛みを
とるためにのみ用い、粘膜ねんまくに付着した場合腐食ふしょくすることがあるので
直ちに洗い流すこと」となっています。これが内服薬になっている訳ですから、
一体どうなっているのでしょうか?

 クレオソートの成分  
フェノール14.5% クレゾール16.8% グアヤコール23.8% 
メチルグアヤコール(クレオソール)19.1% エチルグアヤコール6.4%
総称してphenols, phenolic compoundsという 

■正露丸を服用し腹痛がひどくなった

 おそらく、ずっと以前から大衆薬として用いられているために、
"何をいまさら”ということなのでしょう。今でも正露丸の内服により、
「腸壊死ちょうえし」・「麻痺性腸閉塞まひせいちょうへいそく」などが
引き起こされていますが、販売は続いています。

 特に最近コマーシャルが多くなっていると思いませんか。いつ販売が
禁止されるか分かりませんから、それまでに「国民的支持・・・・・」を
取り付けようということなのでしょうか?

 こんなことを書くことになったのは、正露丸を服用してから腹痛がひどくなった
というこどもが数人見られたからです。腹痛は腸の過剰な動きから起こりますから、
それを一時的に正露丸で麻痺させてもその後に反動でもっと過剰な動きが
起こりますからかえってひどい痛みになるわけです。

 こどもに正露丸は内服させないようにお願いしたいものです。
さらに、急性の下痢は体のために下痢状態になっているわけですから
無理に止る必要がないことも知っておいてください。

【かどの三条こども診療所長 奥原賢二】 
 http://www.kyoto-hokenkai.or.jp/child-data/seirogan.htm


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