ロマン : まとめらいぶ

タグ:ロマン

1まとめらいぶ2017/08/25(金) 07:53:09.68ID:CAP_USER9.net
「思い出のゲーム機が捨てられるのは耐えられない」。

 そんな思いから、東京都八王子市のパソコンリサイクル会社「いっとく」の永野間
ながのま祐一社長(39)が、見た目は大型ゲーム機、中身はパソコンという変わり
種を自作し、販売している。

 スティック状のコントローラーに複数のボタン。テーブル型のものから対戦用に2
台並んだものまで。どれもゲームセンターにあるゲーム機と見た目は同じだが、起動
すると、ウィンドウズのロゴが画面に映し出される。

 不要になったゲーム機を引き取り、パソコンを組み込んだ「パソケード」だ。ゲー
ムセンターのゲーム機が「アーケードゲーム」と呼ばれることにちなんで命名した。

 コントローラーやボタンはパソコンの操作に使え、キーボードを接続すれば文字入
力もできる。ゲーム好きでなくても興味をそそられる出来栄えだ。

 永野間さんは中学生時代、「ゲームをしたい」という思いを抑えて受験勉強に打ち
込んだ。志望していた慶応高校には合格したが、その反動から、入学後はほぼ毎日、
ゲームセンターに通うようになった。

 そうして大人になった永野間さんは、10年ほど前に初めて中古の大型ゲーム機を
購入。思う存分遊んだという。「かつて店で遊んだ思い出のゲーム機を自宅に置いた
時のドキドキ感は何物にも代え難かった」と永野間さんは話す。

 永野間さんによると、近年は廃業するゲームセンターが後を絶たないという。重さ
100キロを超える大型ゲーム機はなかなか引き取り手がなく、安価で売りに出され
ている。それでも買い手がつかないものは処分される。

 ゲーム好きが高じて大型ゲーム機まで購入した永野間さんにとって、処分されるゲ
ーム機が不憫ふびんで、インターネットのオークションなどで大型ゲーム機を買い集
めるようになった。知り合った業者からは次々と買い取りの依頼が来た。

 「自分が買わないと処分されてしまう。何とかできないか」。ひらめいたのが、同
社の本業で回収したパソコンをゲーム機に組み込むことだった。

 永野間さんはこれまでにパソケードを50台作った。販売を始めたのは5月からで、
価格は安いもので10万円ほど。問い合わせはあるが、実際に売れたのは1台。それ
でも、永野間さんは「大型ゲーム機が家にあるのは、ゲーマーにとってはロマン。情
熱がある人に興味を持ってもらえればうれしい」と話している。

【読売オンライン】
 http://yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50075.html



続きを読む

↑このページのトップヘ