1:まとめらいぶ:2016/10/22(土) 12:41:01.41ID:CAP_USER.net
【乗り物ニュース】
http://trafficnews.jp/post/58948/
2016年10月20日(木)、「リカンベント」という自転車での死亡事故が起きました。
亡くなられた漫画家 小路啓之さんのご冥福を深くお祈りいたします。
この「リカンベント」という自転車、聞きなれない人も多いのではないでしょうか。
端的に説明するなら「シートに寝そべる、もしくは、もたれかかるような姿勢で乗る自転車」
といえるでしょう。このような形で注目を集めてしまったことは、個人的
(守宮尚志:ポタリング・ライター)にも至極残念なのですが、今回はこの
「リカンベント」がどのような自転車なのかを綴っていきたいと思います
「リカンベント」最大の特徴は、まず「見た目」でしょう。おおよそ自転車とは思えない
乗車方法、いうなれば路上でサマーベッドに寝転がっているような姿は、ほかのどの
自転車とも異なるものです。そして、とにかく「速い」です。筆者はロードバイクにも
乗るのですが、乗り慣れていそうなリカンベントのライダーさんには、道を譲ります。
この一見、無関係そうな「見た目」と「速度」。これこそが最も密接につながった
、リカンベント最大の特徴だと考えています。
自転車に限ったことではありませんが、速度を出すものは常に空気抵抗と戦うことが
多いかと思います。自動車や新幹線、飛行機における流線形も、その観点から生まれた
部分が多くあるでしょう。しかし、自転車においては乗車する人間の、人体そのものの
形を変えることは困難であり、姿勢を変えることで空気抵抗を減じるしかありません。
ロードバイクなどではハンドルの下側を持ち、前傾姿勢を強めることである程度、
空気抵抗を軽減することは可能ですが、それでも地面と垂直に立った人体は、
大きな空気抵抗を受ける要素になってしまいます。
しかし、地面とできる限り水平に乗車すれば、著しく空気抵抗が下がるはず。
これを体現するのがリカンベントであり、とにかく「速い自転車」だといえる
根拠になっています。
もちろん、いついかなる場合でも最速、ということにはなりません。
リカンベントの弱点は「登り」といわれています。通常の自転車であれば、
立ちこぎで全体重をかけてペダルを踏み込むことができますが、
リカンベントでは、それが非常に難しくなっています。つまり、
登りや静止状態からの漕ぎ出しなどは、リカンベントにとって
不利な状況ということです。
また、その著しく特徴的な乗車姿勢は、通常の自転車と比べ多くの違いをもたらします。
一般的にですが、「遠方は確認しやすい反面、足元が見づらい」「楽な姿勢で疲れにくいが、
段差やギャップの吸収がしづらい」「高速安定性に比べて低速での安定が難しい」
「自動車などから見えにくいため、旗などを立てる必要がある」といった、
さまざまなメリット、デメリットが存在します。
http://trafficnews.jp/post/58948/
2016年10月20日(木)、「リカンベント」という自転車での死亡事故が起きました。
亡くなられた漫画家 小路啓之さんのご冥福を深くお祈りいたします。
この「リカンベント」という自転車、聞きなれない人も多いのではないでしょうか。
端的に説明するなら「シートに寝そべる、もしくは、もたれかかるような姿勢で乗る自転車」
といえるでしょう。このような形で注目を集めてしまったことは、個人的
(守宮尚志:ポタリング・ライター)にも至極残念なのですが、今回はこの
「リカンベント」がどのような自転車なのかを綴っていきたいと思います
「リカンベント」最大の特徴は、まず「見た目」でしょう。おおよそ自転車とは思えない
乗車方法、いうなれば路上でサマーベッドに寝転がっているような姿は、ほかのどの
自転車とも異なるものです。そして、とにかく「速い」です。筆者はロードバイクにも
乗るのですが、乗り慣れていそうなリカンベントのライダーさんには、道を譲ります。
この一見、無関係そうな「見た目」と「速度」。これこそが最も密接につながった
、リカンベント最大の特徴だと考えています。
自転車に限ったことではありませんが、速度を出すものは常に空気抵抗と戦うことが
多いかと思います。自動車や新幹線、飛行機における流線形も、その観点から生まれた
部分が多くあるでしょう。しかし、自転車においては乗車する人間の、人体そのものの
形を変えることは困難であり、姿勢を変えることで空気抵抗を減じるしかありません。
ロードバイクなどではハンドルの下側を持ち、前傾姿勢を強めることである程度、
空気抵抗を軽減することは可能ですが、それでも地面と垂直に立った人体は、
大きな空気抵抗を受ける要素になってしまいます。
しかし、地面とできる限り水平に乗車すれば、著しく空気抵抗が下がるはず。
これを体現するのがリカンベントであり、とにかく「速い自転車」だといえる
根拠になっています。
もちろん、いついかなる場合でも最速、ということにはなりません。
リカンベントの弱点は「登り」といわれています。通常の自転車であれば、
立ちこぎで全体重をかけてペダルを踏み込むことができますが、
リカンベントでは、それが非常に難しくなっています。つまり、
登りや静止状態からの漕ぎ出しなどは、リカンベントにとって
不利な状況ということです。
また、その著しく特徴的な乗車姿勢は、通常の自転車と比べ多くの違いをもたらします。
一般的にですが、「遠方は確認しやすい反面、足元が見づらい」「楽な姿勢で疲れにくいが、
段差やギャップの吸収がしづらい」「高速安定性に比べて低速での安定が難しい」
「自動車などから見えにくいため、旗などを立てる必要がある」といった、
さまざまなメリット、デメリットが存在します。