1まとめらいぶ2016/02/20(土) 15:41:57.15ID:CAP_USER.net
産経 WEST



 スモールカーの歴史に革命をもたらした英国車ミニ。1959年の誕生以来、
愛らしいスタイルで約40年間にわたって世界中で愛されてきた。

2001年からは独BMWがブランドを受け継ぎ、「新生ミニ」を発売。

若い世代からも人気を集めている。 

今回は新旧ミニの魅力に迫る。

 遊び心あふれる内装
 試乗したのは最新モデル「クラブマン・クーパー」。ミニシリーズの戦略車だ。

まず、内装の豪華さに驚かされた。

革シートは美しいステッチが施され、ヒーターや電動リクライニングを備える。

運転席に座って目につくのはナビゲーションマップを表示できる大型のディスプレー。

LEDリングで縁取りされ、操作する機能によって
青、緑、赤などに色が変わる演出は遊び心あふれる。

操作はコンソール部に配置されたダイヤル式のコントローラーとタッチパッドで行う。

最初は戸惑うが慣れれば、実にスムーズだ。

 エンジンの始動はボタンではなくレバーで。

インパネ中央部の下側にある赤いレバーを押し下げるとエンジンが始動する。

独特の操作感が“走る気分”を盛り上げる。

 クラブマンの走りはよく言えば安定感があり、悪く言えばちょっとおとなしい。

高性能バージョンの「ジョン・クーパー・ワークス」
に比べるとクラブマンはラグジュアリーな印象だ。

 エンジンは全車がターボ仕様。クラブマン・クーパーに搭載されるのは
1500cc直列3気筒で最高出力136馬力。

1・4トンのボディをなめらかに押し出す。3気筒でも不快な振動は感じない。

 ボディサイズは前モデルよりひと回り大きくなった。

クラブマンの全幅は1800ミリを超えたが、大きなフロントウインドーで
視界も広く運転しやすい。サスペンションも適度に柔らかく、
道路から伝わる振動を吸収してくれる。

これなら家族と遠出のドライブでも疲れることはなさそうだ。

 豊富なオプションもミニの魅力を引き立てる。

英国旗をモチーフにしたドアミラーやルーフステッカーなど、
自分好みに仕上げられる。

 「MINI守口門真」(大阪府門真市)の店長、
山下泰生さんは「ミニはクルマにこだわる人に人気。

クラシックミニから大きくなったが、今では『MINI』というブランド
イメージがすっかり定着した」と話す。

 現在ミニは、8モデル約20グレードから選べる。

どれを選んでもクルマライフが楽しくなること間違いない。

(土井繁孝)

初代ミニのデビューは1959年。

英ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)の技術者
アレック・イシゴニスによって開発された。

 誕生のきっかけは56年に中東で勃発したスエズ動乱。

石油高騰の対策としてつくられた。

 全長3メートルちょっとのボディ四隅に10インチの小径タイヤを配し、
短いノーズに横置きエンジンを搭載し、前輪で駆動する。

大人4名が乗車する室内を確保、卓越した走行性能を実現した。

狭いスペースに部品を組み込むため、エンジンと変速機は
「2階建て」とした。サスペンションは金属バネではなく、
ゴム製のラバーコーンが使われた。

 ミニはその後、当初の基本設計をそのままに
変遷を重ね、約40年間で530万台を販売した。

 2001年、ミニは独BMWの手によって「新生ミニ」として生まれ変わった。

従来のデザインを踏襲しつつBMWの技術を投入、信頼度が大きく向上した。

ちなみに日本での発売は2002年3月2日(ミニの日)。

14年にはBMWとして3代目となる新型を発売した。 
         
 【ジョン・クーパー】
 「クーパー」の名はミニをレース界で一躍有名にさせた英国人
エンジニアのジョン・クーパーの名にちなんでいる。

クーパーはミニの優れた走行性能に注目し、
自らエンジンをチューニングしたスポーツモデルをメーカー生産でデビューさせた。

クーパーの名を冠して開発された「ミニ・クーパー」は1960年代のモンテカルロ
ラリーで3度の勝利に輝いており、その逸話は今も語り継がれている。

 【ミニを愛した有名人】
 オールドミニは英国の有名人たちに愛された。

ビートルズのメンバー、デビッド・ボウイ、エリック・クラプトンら
著名ミュージシャンをはじめ、俳優のピーター・セラーズ、
ファッションデザイナーのポール・スミス、またエリザベス
女王までもがミニを愛用したといわれる。
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