1:まとめらいぶ 2018/06/03(日) 16:53:23.97 ID:CAP_USER9
 「宝石の国」「まさにインスタ映え」。

 細かく砕いたガラスをまいた長崎県大村市の美しい砂浜が、インターネット上で話題を
集めている。実はこれ、大村湾の水質改善に向けて、植物プランクトンを食べるアサリを
育てるために敷かれた人工砂だ。事業を進める県は思わぬ反響に驚きながら、

「海が浄化され、多くの人に親しんでもらえるよう取り組んでいきたい」

としている。

 同市森園町の公園近くに位置し、大村湾に面した砂浜。透明や青、緑、茶色などの小さ
なガラスの粒に、太陽の光がキラキラと反射する。県内の一般家庭から出された空き瓶な
どを砕いたもので、平均1ミリ前後。角は取れていて、触っても切れたり刺さったりする
ことはない。

 大村湾の水質は悪化しており、1976~2008年の化学的酸素要求量(COD)は
1リットル当たり3・4~2・1ミリ・グラムで、国の環境基準(2ミリ・グラム)を超
えた状態が続いている。植物プランクトンの大量発生による赤潮や貧酸素が課題となって
いる。

 県環境保健研究センター(大村市)の粕谷智之専門研究員は「大村湾の状態を人間で例
えると、栄養過多でメタボリックな状態」と説明する。改善策として着目したのが、植物
プランクトンを餌とするアサリなどの二枚貝。アサリを増やせば、過剰な栄養を回収でき
る。

 センターの研究で、同市周辺の海域にはアサリの幼生が集まりやすく、1~2ミリ程度
の人工砂を敷くと着底しやすいことが分かった。12年には、実験用プラントを大村湾に
つながる水路に設置。翌年には5ミリ前後のアサリが1平方メートル当たり263個採取
された。

 この結果を受け、県は16年、約6500万円をかけて、約1ヘクタールの砂浜に約3
000立方メートルのガラスを砕いた人工砂をまいた。その後、1平方メートル当たり約
200個のアサリが確認された。

 県は今後も長期的に調査を続ける方針で、地域環境課の担当者は「いつかアサリが増え
て水質が良くなる日まで、人工砂やアサリを取らずに見守ってほしい」と呼びかけている。

画像:カラフルに輝くガラス片でできた砂浜

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画像:実験で採取されたアサリの稚貝

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【読売新聞】 
 http://www.yomiuri.co.jp/national/20180602-OYT1T50117.html

引用元: 【話題】〈画像〉まるで「宝石の国」「まさにインスタ映え」輝くガラスの砂浜、アサリ育てる…ネットで話題

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