1まとめらいぶ2015/06/14(日) 20:07:55.90ID:*.net
「ひとりぼっち婚」で究極の花嫁に?

「ふっきれた」と女性〈AERA〉

 結婚したい。でもできない。
世間からのプレッシャーや結婚願望との格闘の末、
ついに解脱した勇者たち。
「ひとりぼっちの結婚式」の先に見えた景色は──。

「ああ、女の子に生まれて良かった」

 幼い頃から恋い焦がれたウェディングドレスに包まれて、
思わず声が出た。その手が握りしめていたのは、これから
夫婦になる愛するダーリン…ではなく、ファン歴29年になる
シンガー・ソングライター角松敏生のパンフレットだったけれども。

 杉山友子さん(仮名・49)が体験したのは、
今話題の「ソロウェディング」だ。結婚の予定はないが、
ウェディングドレスは着たい!というアラサー、アラフォー女子
たちの願いを叶えてくれる夢のサービスで、主催するのは京都の旅行
代理店・チェルカトラベルだ。1泊2日のプランは、京都駅にスタッフが
迎えに来てくれるところから始まり、有名ブランドのドレス選び、
フラワーデザイナーとのブーケ作り、ホテルで1泊。翌日、
プロのヘアメイクとカメラマンによる写真撮影があり、写真は
アルバムにして後日郵送される。料金は、平日32万円なり。
昨年6月の開始以降、各地の写真館や結婚式場でも、
類似のサービスが急増している。

 埼玉県で医療関係の仕事に就く杉山さん。青春を過ごした
バブル期は、25歳を過ぎた独身女性は売れ残りのクリスマス
ケーキに例えられた時代だ。杉山さんも結婚願望が強く、専業
主婦になって家庭に入るのが夢だった。恋愛は本人いわく「肉食系」。
しかし20代後半、真剣に結婚を考えていた人に裏切られ、男性
不信になったという。40歳を過ぎた頃から、
結婚への憧れも年々なくなっていた。

「50歳の大台に乗る前にウェディングドレスだけでも
着たいと思いました。だって結婚は、70歳でもできるでしょ」

 ソロウェディング代32万円のほか、交通費、
食費などを合わせて計35万円の出費も高くは感じなかった。

「今日のプリンセスです」

 スタッフにそう紹介されることから始まるソロウェディングは、
まるで夢のようだった。撮影では、追っかけをしている「カドさま」に
徹底的にこだわった。松の屏風を背に、角松の置物を置き、
手にはお気に入りのツアーパンフレット。出来上がった写真を
見た母と兄弟は、角松さんと結婚したんだね、
と言って優しく微笑んだという。

 帰宅してからもプリンセス気分が抜けず、バラの花を買う日々が
続いた。さらに、職場の休憩室に自作のウェディングアルバム
2冊を置いて、啓蒙活動にも励んだ。こんなに幸せな気持ちに
なれるならと、今後は3年ごとにやりたいそうだ。
結婚観は変わりましたか?

「このまま独身でいいや、と思うようになりました。
憧れていた結婚の象徴であるドレスを着たことで、
完全にふっきれたのかもしれません」

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